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スクランブル交差空間

2016年9月15日 ,

NEW ENERGY ZEROの会場中央、横断歩道の上を舞台に見立ててパフォーマンス。特徴的な歩き方の通行人たちは、よく見れば同じ動きを繰り返していることに気づくはず。時にさりげなく、時にユニークに、交差し続ける通行人の往来をお楽しみください。

企画・構成・振付・演出:身体企画ユニット ヨハク
出演:秋山きらら、石田優依、上井菜奈、中村朱里、額田尋美、ふみや、星洸佳、マイン
記録撮影:大野正平、野村稔
音楽:Scarlet / Dé Domhnaigh

この作品は、NEW ENERGY ZERO – performing crossing –@新宿住友ビル三角広場にて、上演しました。
https://new-energy.ooo/zero-brand/#performing-crossing

NEW ENERGY ZERO

Blue Marbleがキュレーションする、展示会、マーケット、メディアを内包した新時代の複合型イベント「NEW ENERGY(ニュー エナジー)」。2022217()19()の三日間、新宿住友ビル三角広場にて「NEW ENERGY ZERO」を初開催。ここから創出されるのは、クリエイションを核とした新たなエネルギー(Energy)です。


ひとと関わらずに生きていくのは、むずかしい。

 

マニアなトビラ *舞踊譜*

あなたをダンス観賞の深みへご招待する、マニアな話。今回は”舞踊譜”

美しいダンスは、その制作過程すら美しい。

「舞踊譜」というものを見ると、そう思わずにはいられません。(Google検索→)

舞踊譜=踊りの楽譜。
振付を楽譜のように記したもので、歴史上様々な振付家がその上に作品を残し、ダンサーとのコミュニケーションに活かしてきました。
映像技術のない時代ですから、これらは作品を残す貴重な資料。今でも大切に保管されています。

今回の作品「スクランブル交差空間」では、21世紀の舞踊譜の作成を試みました。
PC用の表計算ソフトを使って舞踊譜を作成。結果、歴史上類を見ない、複雑な舞踊譜が完成。
わたしたちの舞踊譜を見ながら作品を見ていただくと、また新たな楽しみ方ができるかもしれません。

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↓以下解説↓

【舞踊譜】
横軸がそれぞれの演者、縦軸がメトロノームのカウントです(64カウントを1つのループとして繰り返しています)。

【舞踊譜右上図】
演技空間を12のエリアに、さらに最も交差の激しい中央の平台を12のエリアに分け、A~L、A’~L’として記入しています。

【舞踊譜下図】
平台の上に全員が乗る”見せ場”を作るため、平台の上の12のエリアをさらに縦に3分割し、合計36のキューブの集合体と捉え、演者の決めポーズをテトリスのように組み合わせました。

 

演者(ほんのむし) : 秋山 きらら
演者(きれいずき) : 加藤 航平
演者(おって) : 藤田 菜美
演者(びじょ) : 中村 朱里
演者(いろおとこ) : 神谷 剛史
演者(キャプテン) : 岸本 学
演者(ろうば) : 作山 秀美
演者(とうそうはん) : 島田 菜々子
演者(はなうり) : 石田 花奈
演者(だんちょう) : 朝倉 泰臣
演者(カメラマン) : 藤木 由衣

舞踊譜作成 : 加藤 航平
衣装 : 秋山 きらら
作曲 : 秋山 きらら
撮影 : 秋山 太一郎・朝倉 佳奈子
制作補佐 : 朝倉 泰臣

 

この作品は、ZEN展(上野東京都美術館)で2016年8月に上演されました。

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